ホークスの焼酎のラベルからのつながり

よか風の快進撃が始まったときの話

よか風の快進撃はここから始まりました。よか風が開店して1年が経った頃、今から11年前のこと、よか風の前を毎日通勤で通る女性がいました。ある日ふらりと入ってきて自分の部屋に飾るための「書」を依頼されました。数カ月経ってまたよか風へ来て今度は仕事でわたしの「書」を使いたいと言われました。

ダイエーホークス優勝記念ボトル筆文字からのつながり

このときはまだロゴやラベルになったものはひとつもありません。今はたくさんある企業のロゴや屋号ロゴやラベルロゴも、このときはありません。いつから始まったかというとこのときからです。このときこんな感じで言われました。

 

「焼酎のラベルを会社で制作していて会社のコンペで提出しなければなりません。わたしのイメージは中島さんの書の焼酎なんです」と。わたしは書の資格も段も持っていないので本当に「書」を見て言っているんだなと思いました。このときは実績もありません。

 

今は仲良しでいろいろ話しますが、このときは通勤途中によか風の前を通る人で、それ以上でもそれ以下でもありません。わたしはこんな夢みたいな話があるのかと半信半疑ながらも、しかもまだ採用されていない段階でウキウキしながら書きました。しばらく経って連絡がありました「採用です!」。飛んで跳ねて喜びました。このときラベルロゴになった第1号が「鷹王」です。

 

ソフトバンクホークスはこの頃まだダイエーホークスでした。そのダイエーホークスの優勝記念焼酎が「鷹王」でした。焼酎のラベルは夏には決定していたものの、ダイエーの優勝はまだ決定しておらず秋を迎えました。そして2003年、ダイエーは優勝を決め日本一になりました。今は懐かしいスターティングメンバーは

 

1.柴原2.川崎3.井口4.松中5.城島6.バルデス7.ズレータ8.村松9.鳥越、主なピッチャーは斎藤・杉内・和田、監督は王貞治監督でした。

 

優勝と同時にまた飛んで跳ねて喜んだのを覚えています。この「鷹王」のきっかけになった方とは、それ以降もロゴの仕事をしました。「ちらん緑茶」もそのひとつです。その後は「鷹王」のおかげで、お客様に安心して「書」を頼んでもらえるようになりました。

 

儘

 

あれから11年以上が過ぎ、月日は流れ、この女性も10歳のお子さんがいます。この日の依頼は、あるが儘、ありの儘、いい意味での我儘の「儘(まま)」でした。少し話しただけでどんな「儘」がいいかわかりました。不思議だけど、当たり前のような感覚です。

 

書いたあと「書」を見せると、いい笑顔で応え「儘」を見てくれました。これからのよか風のことも話しました。こんな人がいるから、いい風が吹くんだなと思いました。

 

よか風の風の発信源はわたしではないこともあり、こんなエピソードで通勤途中の女性から吹き始まることもあります。風は吹き抜けていき何人もの人が「鷹王」を見て、よか風を感じたことと思います。これからもよか(いい)風は吹き抜けていくことでしょう。そんな「書」をこれからも書き続けます。

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