春節の過去と現在がつながる書Tシャツ物語
過去と現在と未来の旧正月
過去
2008年の旧正月のことです。横浜中華街のチャイハネで書ライブでした。
旧正月は春節のことで農歴です。農歴である旧正月は気候と合っているので寒い時期と重なります。寒いからこそ農作業をせず休む時期でもあると本で読んだことがあります。
書ライブは寒いにも関わらず大盛況で多くのお客さんで賑わいました。その時に外で「書ライブやってまーす」と中華街を歩く人に宣伝してくれた人がいます。その友達は京都に一人旅したときに出会った人で今でも仲良しです。
その声に誘われて書ライブ会場に入ってきた一人の女性がいました。もうすぐ結婚するそうで、その結婚式の引出物に書Tシャツを依頼してくれました。
いきなり中華街で呼び止められて反応して大事な結婚式でプレゼントする書Tシャツを依頼するのは素晴らしい決断力だなと思ったことを今でも覚えています。
それから1年が経った頃、子供が生まれたので子供の書Tシャツを依頼してくれました。
その後、子供の3歳の誕生日や旦那さんの書Tシャツも制作しました。
関東に住んでいる人で、なかなか会う機会はないのですが、よか風の書を気に入ってくれている大事な存在です。
いろんなきっかけがつながり書Tシャツを着る子供
現在
時は過ぎ今年になって1通のメールが届きました。前回のメールからしばらく経っていますが心のこもったメールの内容でした。
いつも、書が身近にあるから、自然と心が込もるんだと思います。二人目が生まれたので書Tシャツを頼みたいとのことでした。
2008年のことを思い出しました。ほんのちょっとしたきっかけがつながりこの二人目の子も書Tシャツを着ることになります。
横浜での書ライブのきっかけをわたしがつかんでいなかったら
京都の一人旅で出会った友達がこの人に声を掛けなかったら
そのとき大事な結婚式での注文をこの人が決断していなかったら
今回のことはありません。
いろんなきっかけがつながりこの子も書Tシャツを着ます。
春節の物語のおかげで書の力は想像より大きいとわかった
今日は春節。
今回の依頼が来た時期も春節に近かったので過去の春節を思い出しました。
過去と現在をつなげてくれたこの出来事の中には書を気に入ってくれてつながった縁がたくさんあります。
わたしが想像するより書の力は大きいようです。現在も書の力は大きいと思っていろんな有難い縁に恵まれていますがこの想像よりもさらに大きい気がしてきました。
自分が想像できる範囲なんて実際の出来事のほんの一部だけのような気がします。過去と現在の春節がつながり未来へと想像が膨らんできました。もうすぐ今回書Tシャツを書いたお子さんの誕生日です。誕生祝いの依頼だったんです。
この子はこんな春節の出来事を知るよしもないのですがいろんな温かい気持ちがこもった書Tシャツを肌で感じてくれると思います。すくすく育ちますように!